まずは、水星。

やはりこの人の水星は気になる。
学者さんだし。

度数は射手座の3か4。

射手座の初期だねー。テンション高そう。
純粋な射手座ってかんじだ。

火サインなので抽象的なものが好き。
哲学者さんだしね。
あんまり、現実的なジャンルには興味がない。
射手座なので教養豊か。

なんかそのまんまだな。

3度であれば計画的に敵を倒す。

4度であれば日常生活で水星を使うらしい。
人に考えを教えたり、育てたり。

よくわからんが、3度ではターゲットを攻略する傾向があり、4度では現実的に生きていくことを考えるってことかな。その一環で人になんか教えたりすると。射手座って戦う以外だと教えるくらいしかできそうにないしな。教養だし。


しかし、この人の場合、どちらでもいけるんだよな。
議論したり授業したりしてるし。なので判断はできない。


となると気になるのは射手座というか、柔軟サインの性質か。

固定や活動とどう違うのか考えてみよう。

固定サインの場合一つのことを継続する。
活動であれば次々新しいことをしようとする。
柔軟はその中間であり、両方の性質を持ちつつどっちつかずでもある。
そんなかんじで柔軟は曖昧なサインだ。
しかも、これは自分から動かず周囲の要求によって動き出すサインだ。要求っていうか環境の変化に反応してって言えばいいかな。反射的サインなのだ。

ならば、活動と固定は自ら動くのだろう。
そこには周りに要求されたから動くのではなく、自分がしたいから動くと言える。自らのうちに価値が、行動起因がある。

ってことは、この射手座の水星は周囲からの要求に答えようとしてるのか。自らなんかしようとするものではないし。となると、対話用の水星って考えたらいいかな。議論とか授業とか。他者との関わり方だ。

柔軟サインの水星ってちょっと羨ましいものがある。
固定や活動は人と喋るのには向いてない。まあ活動とか人に話しかけるの得意かもしれないけど、彼ら新しい話題じゃないと続かないし、同じような話題だと話せないし、継続力がないんだよね。話しかけるときだけに置いて強い。それか一方的に一人でどんどん話していくか。これから新しい活動を作り出せるし。

固定の場合はそもそも常にひとつのこと考えてるから、話すのが得意じゃない。画家がいつも絵を書くことばかり考えていて、人と話すのが得意じゃないみたいな。人との関係を継続したい蠍座だってそうなんじゃないか?そもそも固定サインってコミュニケーション向きではないような。

となるとやはり、コミュニケーションは柔軟が一番かなと思う。聞き手にもなれるし、話し手にもなれる。で、柔軟サインは話題がどんどんずれていく傾向がある。拡散していくような。常に変化していく柔らかいサインらしい。これって話すのには有利だよね。会話って変化するものだ。同じ話題ばかり長続きしない。まあ、深刻なテーマとか一つのことについて真剣に話し合うような場だと脱線ばかりするこの人はいらいらするだろうが。まあそれもアスペクト次第か。水星だけだと話題がどんどんあっちこっちへ行く人って感じだけどね。制限である土星とのアスペクトもあるし、そうでもないんだろう。

まあ、単純に考えて射手座の教養とか学問っぽいことの会話で有利な水星だね。普通の生活には向いてないが。射手座って活かしどころが限定されてるよな。


それと思ったのだけど、活動サインって単純に新しい動きを作り出すサインというか、自分が好き勝手動きたいサインって考えてもいいんじゃないかな。リーダー気質というか、自分がやるぞーってかんじ。自分の意思で動いてないと気がすまないみたいな。あーでもそうなると7ハウスが怪しいか。単純にスタートさせる、新たな変化を生むサインってことくらいにしておこうか。ただ、そういう人ってリーダー気質が多いと思う。自分で自分の人生を切り開くぜ!的な。もちろんそれだけではないんだろうけど。

あと、固定サイン。これも自分の意思で行動するサインだ。わざわざ固定しようとする、その場からじっと強い力で動かないようにするサインだし。自分の意思の塊だ。自立心がある。柔軟サインは他者へのリアクションだけど活動固定は他者の動きを必要としないって意味。

で、活動と固定の違いなんだけど、やはりその場から動くか動かないかだろう。活動は次々新しいところへ動き出す。なんせスタートさせるサインだし。仕上げるサインではない。対し、固定はずっと一つの場に留まる。作品が仕上がるまでずっと同じ絵を書き続ける画家のような。何枚もちょっとだけ描いて途中やめして次々中途半端な絵を量産していくのが活動サインだ。新しいものが好きだからアイディアがあるとも言えるんだけど。固定サインは根気がある。持久力がある。一つの物事を成し遂げるには、大きな労力が必要だと知っている。だからずっと同じことを続けられる。努力家だとも言える。まあその分一つのことに囚われがちで、ほかのことが疎かになったり苦手になったりするんだが。活動サインよりも周囲への対応が苦手だろう。なんか気になることがあって、それを続けるのに夢中で他のことを考えてる余裕がないんだ。

となると活動、固定、柔軟の違いって価値観なんじゃないかなって思う。どこに価値を置くか、何が価値があるかだ。

固定の場合はある一つのもの、ジャンル、行為が突出して価値が高い。高いと本人が感じる、思ってしまう。それをするのが有意義だと思う。他のことをするよりも。最高ってかんじ。だからずっと続けられる。面白くもないのに、必要でもないのに続けられはしない。

活動の場合は、新しいことをすることに価値を置いてると思う。挑戦っていうか、未知のものを体験することに、かな?たとえば本。いつも同じ本だと飽きる。というか1度読んだ本を2度読むのは苦痛だ。固定サイン強い人は平気だけど。活動サインは未知のものが知りたい、体験したい、味わいたいんじゃないかな?だから新しいことをしようとしている。

柔軟はなんだろ。一つのことに留まったり、新しいことに飛びついたり。要はこれ、物事や新しいことじゃなくて、周囲への対応自体に価値を置いてるんじゃなかな?たとえば会話にだ。話す内容じゃなくて話すことが大切なんだ。だから、一つの物事をこだわることも、新しい物事に飛びつくこともできる。話すことが重要だから。好きな人との話は何を話しても楽しいのと同じ。逆に言えば話す内容は重要ではないってこと。
となると柔軟サインって一つ一つの物事が重要なのではなく、何か目的性があるサインなのでは?会話を楽しむとか情報収集とか、仕事の達成とか。なんか大きな目的がある。そうなると、個別のものにこだわってはいられない。その目的に価値を置いているがゆえに、そのために必要な手段一つ一つに対しての価値が薄くなるのではないか?
手段や過程それ自体より目的が達成されることが大切なので。

そう考えると柔軟サインの価値って上がるな。なんか今まで優柔不断なサインだと思っていたので。
目的があって、それの達成のために一つの物事にとらわれず、かといっておざなりにもせず対処していってるサインなんじゃないだろうか。
ただ、柔軟サインばかりの人とかだとそうは言ってもいられないと思う。ひたすら流され続ける。結局柔軟サイン単体だと目的性が生まれないんだろうな。固定サインの軸が必要だ。一つの突出した価値が。太陽みたいな恒星みたいな。


まとめると、
活動 新たなスタートをしたがる、未知のものが好き
固定 ずっと同じことをする 同じ場所にいる 一つのものに向き合う   ずっと同じと言っても、絵は描いていくとどんどん変わっていくので、あくまで比喩だ。同じものと向き合うって言えばいいかな。ある一つの物事については新しい動きを生んでいく。活動だと、もっと大きな変化なんだよね。とりあえず始めようとするのは活動、仕上げようとする・確実な結果を出そうとするのが固定としておこうか。

柔軟は中間であり、はじめたり継続したり。周囲へのリアクションで動くのが特徴。


で、私はこの3者共通してる部分があってそんなに極端に分けることはできないんじゃないかって思うんだけど、たぶんそれは分けたほうがいいんだろうな。いや、分かたれている。でもアスペクトを持つことで同時に動き、分離していないように見せている、そう考えたほうが良い気がする。今は。

というわけで、3区分についてはシンプルな意味以上のことは追い求めない方向でいこう、しばらく。これ以上は余計な意味が付きそうだ。言葉の意味を追って枝葉に入ってしまう。